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普通の女の子に戻るんだもん!〜セックスワーカーを辞めて社会復帰してやるvol.2〜

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Yjyo_fuzoku

Y嬢

2018/05/09

 
 
こんにちは。
コラム第3回目にして、ようやく仕事の話をしたいと思います。
本当に働いてるの?と思ってる方もいそうだし…。
 
 
昼職で働き始めて3日。朝出勤してデスクにバッグを置くなり、「疲れた〜」って言いながら椅子に座ると、上司から一言。
 
 
『疲れたって言いながら出勤すんのやめない?』
 
 
正直、自分で全く意識してなかったからびっくりしてしまった。たしなめられたときは「なんで?」って思った。「そんな注意されるほど悪いことなの。」って。 社会性のなさが露出した瞬間だった。同時にセックスワーかーの品位を落としてしまいました、大変申し訳ございませんでした。
 
 
普段お客さんに対して「言い訳なんて聞きたくない!」と怒っている側だから恥ずかしいんだけど、言い訳を少し。私が風俗嬢として働くお店は女の子同士の仲が良くて、よくおしゃべりするんだけど、「帰りたい」って言ったら「わかる」って言ってくれるし、「つかれた。」も「わかる。」なの。全部肯定。
 
 
同じ環境にいる女の子だけじゃなく、スタッフさんもお客さんも、誰も私のことを否定しない。
『フリーターなんだったら、正社員として昼間ちゃんと働いたほうがいいよ』とか。
 
 
だからたしなめられるまで、風俗はぬるま湯だって言う人の気持ちがわからなかった。身も心ももすり減らしながら働いてるのに、なんでぬるま湯呼ばわりされなきゃならないんだろう。一度、働いてから言ってみれば?って本気で思ってた。
 
 
『風俗嬢はHなことが好きで仕事してる!』って思っている方には申し訳ないけど…。ものすご〜〜〜く疲れます。
体力的にもだけど、精神的に疲弊する。だって彼氏でも旦那でもない人に裸を見せて触られて何を言われてもヘラヘラするわけで、普通に考えて心がなくなっていくわけです。
 
 
家から1時間かけて風俗店に向かって、電車で『出勤するよ〜☆今日もよろしくね☆』みたいな日記書いて、今日の予約だとか、今月のノルマは残りいくらかとか考えながら逃げるようにして店に入る。出勤するだけですでに一仕事終えた感。出勤さえしてしまえばあとは頑張れる。
 
 
幸いにも風俗という仕事は(良くないことだけど)当日欠勤が許されるので、そのことがさらに出勤のハードルを高めている、と私は思う。ほとんど当欠しないからわかんないけど…。
 
 
予約入ってなかったらどうしようとか、掲示板でまたありもしないこと書かれてたらとか、身バレの範囲がまた広がってたらとか、いらぬ気苦労も多いけれど、仕事のことを考えると口から勝手に『疲れた』って言葉が出てくる。
 
 
わたしにとっての『疲れた』は『がんばっている』だし、『今日もがんばろう』なの。また今日も一日男性の相手をしよう。みたいな。下品で申し訳ない。
 
 
だからといって、「疲れた」って言ってもいいわけじゃないよ。
ってことを教えられました。私もう今年で2X歳になるんだけど。いい年齢なので、気をつけます。
 
 
この前、「疲れた〜。」って思いながらスタッフさんに挨拶してて、「いつも顔が疲れてない?」って言われて、「え!?」また言ってたのかなって急に思い出してしまったので書きました。
 
 
振り返ってみると、思ったことを脳を介さずにほとんど脊髄反射で話してた。言っていいのかダメなのか判断する前に口から出てる。わたしの脳みそツイッターかよってくらい。気をつけるようにはなったけど、今も治ってない。
 
 
そういえば、上司から「考えながら喋りなさい。」と日々、注意されている。
 
 
あれから2ヶ月経った社会人3ヶ月目として言えることは、まあ、言っちゃダメなことだったな。周りへの影響だとかどう思われるかは正直今もいまいち理解できないけど。こういう想像力のなさは、他人に興味がないのはなおさないと。
 
 
 
 
まだまだ、セックスワーカーからの社会復帰は、まだ遠い。
 
 

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