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遥かなるルネサンス 天正遣欧少年使節がたどったイタリア

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天正遣欧少年使節が訪れたイタリア各地の都市の美術を訪問順に紹介する「遥かなるルネサンス 天正遣欧少年使節がたどったイタリア」が神戸市立博物館で開催。
 
 

ルネサンスの中心フィレンツェからはメディチ家の人々を描いた絵画や大公の工房で作られた工芸品、一行が狩りを楽しんだバニャイアからは狩猟の様子を描いたタピスリー、教皇との謁見を果たしたローマからはその様子を描いた絵画や使節訪問の記念メダル、ペーサロからは物語の描かれた美しい陶器、ヴェネツィアからは世界に誇ったガラス工芸や色彩豊かなヴェネツィア派の絵画など、それぞれの都市に花開いた特色ある美術品が出品される。
 
 

アレッサンドロ・アッローリ派《ビアンカ・カペッロの肖像》1578年以降ウフィツィ美術館、パラティーナ美術館 © Gabinetto Fotografico delle Gallerie degli Uffizi

アレッサンドロ・アッローリ派《ビアンカ・カペッロの肖像》1578年以降 ウフィツィ美術館、パラティーナ美術館
© Gabinetto Fotografico delle Gallerie degli Uffizi


 
ポンペオ・デッラ・カーザに帰属 《ヴィンチェンツォ1世・ゴンザーガの冑》1584年頃 トリノ王立兵器博物館 © Musei Reali di Torino - Armeria Reale

ポンペオ・デッラ・カーザに帰属 《ヴィンチェンツォ1世・ゴンザーガの冑》1584年頃 トリノ王立兵器博物館
© Musei Reali di Torino – Armeria Reale


 
《伊東マンショからグリエルモ・ゴンザーガにあてた手紙》1585年8月2日付 マントヴァ国立文書館、ゴンザーガ文書館 © Mantova, Archivio di Stato

《伊東マンショからグリエルモ・ゴンザーガにあてた手紙》1585年8月2日付 マントヴァ国立文書館、ゴンザーガ文書館
© Mantova, Archivio di Stato


 
 
16世紀後半のイタリアを訪れた天正遣欧少年使節の足跡をたどりつつ、〝日本人が初めて見たヨーロッパ文化〟、〝日本人が初めて見たイタリア・ルネサンスの芸術〟に焦点を当てて、ルネサンスの豊穣なる美の世界を探求。
 
1582年2月20日(天正十年)、宣教師ヴァリニャーノは、日本人自身の中から、ヨーロッパ文明の語り部となる人物を育成する必要があると考え、伊東マンショら4人の少年をヨーロッパに送り出す。
 
1585年3月、イタリアのリヴォルノに上陸した一行は、フィレンツェ、 シエナを経由し、ローマに至り、教皇に謁見するという旅の大きな目的の一つを果たすと、 帰国の旅では、ボローニャ、ヴェネツィア、パドヴァ、マントヴァ、ミラノ、ジェノヴァなどの各都市に立ち寄り、そこでもまた行く先々で非常な歓待を受け、教会の儀式に参加するなど、見聞を広めた。
 
とくにメディチ家のお抱え画家ブロンズィーノが描いた《ビア・デ・メディチの肖像》と、ヴェネツィアの画家ティントレットの工房で描かれ、2014年に奇跡的に再発見された《伊東マンショの肖像》は「遥かなるルネサンス展」の見どころのひとつだ。
 
遣欧使節が日本に帰国したのは出発して約8年半後のことでしたが、その間に豊臣秀吉によって「伴天連追放令」が発令されるなど、彼らを取り巻く環境は大きく変わっており、その後の彼らを待ち受ける運命は幸福とは言いがたかった。
 
しかし、「天正遣欧少年使節」として海を渡った4人の事績は、グローバル化が進む現代において、キリスト教という枠を超え、異文化間の相互理解という意味で、なお一層の重みをもって見る人の心に訴えかけてくる。
 
 
ドメニコ・ティントレット《伊東マンショの肖像》1585年 トリヴルツィオ財団

ドメニコ・ティントレット《伊東マンショの肖像》1585年 トリヴルツィオ財団


 
ローマの画家《ヨーロッパ内外にセミナリオを設立するグレゴリウス13世》16世紀末-17世紀初頭  グレゴリアン大学

ローマの画家《ヨーロッパ内外にセミナリオを設立するグレゴリウス13世》16世紀末-17世紀初頭 グレゴリアン大学


 
ブロンズィーノ《ビア・デ・メディチの肖像》1542年頃  ウフィツィ美術館 © Gabinetto Fotografico delle Gallerie degli Uffizi

ブロンズィーノ《ビア・デ・メディチの肖像》1542年頃 ウフィツィ美術館
© Gabinetto Fotografico delle Gallerie degli Uffizi


 
 

遥かなるルネサンス 天正遣欧少年使節がたどったイタリア

会場: 神戸市立博物館
期間: イベントは終了しました。
時間: 9:30~17:30(土曜日は19:00まで、入館は閉館の30分前まで)
休館: 毎週月曜日(ただし、7月17日は開館)
料金: 《当日》1,300円(一般)900円(高大生)500円(小中生)《団体(20 名以上)》1,100円(一般)700円(高大生)350円(小中生)※前売り券は、一般(1,100 円)のみ販売
住所: 〒650-0034  神戸市中央区京町24番地
公式ホームページ:http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/museum/tokuten/2017_1renaissance
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